失敗しないボイトレと、ボーカルスクールの選び方
ボイトレの経験がある方も、ない方も、プロを目指している人も、カラオケが苦手な人も、今よりも歌が上手くなりたい!という目的をお持ちだと思います。
でも、一体どこに行って、どんなレッスンを受けたら自分にとってベストなのか?先生はどんな人がいいのか?色々考えることも多いですよね?
実際、始めてみなればわからない点も多く、かと言って手あたり次第やってみるだけの時間も余裕もありません。
そこで、ここでは意外に知られていない、レッスンを受けうる際に大切なチェックポイントを、いくつか紹介しましょう。
【1】 まずは、ある程度あなたの目的を意識してみる。
たとえば、音楽専門学校などは、多くの場合高校から入学してくる若い子たちが中心で、仕事をしながら行くのは厳しいですし、費用も100万円単位でかかります。
いくらボーカル科があっても誰でも行けるものではありません。
また、カラオケ教室や合唱部など、大好きな歌を歌いながら仲間との交流も楽しくやってはいるのですが、発声について個別に対応してもらいたい!と思っている方も多いと思います。
グループレッスンなので、一人だけ質問もできないし、他の人の足を引っ張るわけにもいかないし。。。
ゴスペルなどもそうです。全員で歌うコーラスの楽しさは一度味わってみたいもの。
ある程度歌える人はともかく、個別対応をしているわけではないので、個人のスキルアップを目指すなら、やはりボイトレが必要かもしれませんね。
プロを目指しているのか、バンドでライブがしたいのか、カラオケを楽しみたいのか、苦手を克服したいのか、コンテストやカラオケ大会などに出場したいのか、声のメンテナンスなど発声についてしっかりチェックしたいのか、グループで楽しく歌の練習をしたいのか、など、ある程度目的をイメージできるとよいでしょう。
はっきりさせる必要は全くありませんが、場合によっては、場所もレッスン内容も違ってくることもあります。
少しだけ自分の目指していることころについて意識してみることも大切です。
【2】やってみたい音楽のジャンルをイメージしてみる。
たとえば、ある特定のジャンル(詩吟や民謡、オペラなど)だったり、そのジャンル以外は興味がない場合、あるいは特別な技法(デスボイスやメラニー法など)は、その分野に特化した専門の先生に習った方が良いと言えます。
JPOPや洋楽、ロックなどは、ボーカルレッスンをしているスクールならどこでも大丈夫だと思います。
ただ、ジャズ、シャンソン、演歌などは、教える先生によりますので、どこまで対応できるか確認してみることをお勧めします。
【3】 やり方を強要させられるのは?
どんなものでもそうですが、歌唱テクニックにも、いくつか決まった基本的なやり方があります。
それは、ある程度学ぶ必要があり、時にはその基本的なポイントがとても大切な場合もあるので、まずはそこを押さえておくとボーカルスキルや音楽的要素も身につきます。
ですが、まったくあなたの声の良さを無視して、個性を閉じ込めてしまうようなレッスンは良いとは言えません。
生徒さんの声や歌い方がそれぞれ個性的で、先生の歌い方を強要されない自由があることろが良いと思います。
【4】腹筋や腹式呼吸ばかり…体を鍛えに来てるの?
まだまだ多くのトレーナーが、ムリな発声法を教えている実情をよく耳にします。
生徒さんによって、アドバイスの仕方も違ってきますので一概に言えませが、次のポイントには気をつけましょう。
- 声を出す際、体に力を入れさせる
- 声帯の仕組みについての知識がない
- 喉が痛いのに無理やり大きな声を出させる
- 声は、腹筋や腹式呼吸で出せるという考え
- 否定的な言葉で指導する
- 生徒さんがみんな同じタイプで、同じような歌い方をしている
また、次の言葉も要注意です。
「高い声も地声で!」
「もっとお腹に力を入れて!」
「息をたくさん使って声を出す」
などなど。
場合によっては良くないわけではありませんが、もし気になる様でしたら、上のポイントについて質問してみましょう。
たとえいくら趣味だとしても、レッスンではあなたの声を任せることになります。
まずは、正しい方法でボイトレすることと、
あなたの歌をより良くしていくためにサポートしてくれることが大切ですね。
私たちも、生徒さんの声や歌に向き合って一対一でレッスンしていくことになりますので、 素晴らしいお付き合いとなっていくような出会いがあることを期待しています。