ボイストレーニングのポイント
ボーカルとしての舞台は、TVで活躍したりライブを行ったりするプロだけに与えられたものではありません。インターネットの普及により、若い世代を中心にオンライン上で自慢の歌声を披露することができるようになるなど、今や誰もがボーカルとして活躍できるチャンスを与えられています。
スポットライトを浴びることができる、自分なりのステージ(場所)を目指して、ボイストレーニングを受けようとお考えの方もいらっしゃると思います。こちらでは、ボイストレーニングを受ける際に大切なことをご紹介いたします。
自分の声を活かす
発声練習にせよ、キーの高い歌を歌うにせよ、単に大きな声を出せば何とかなるといったことはありません。声の大小というよりも大事なのは響き。よく通る個性のある声です。また、大声を出し続ければ声帯は当然ダメージを受けます。声帯は人が持つ大事な楽器であり、とても繊細なものです。場合によっては声質そのものが変わってしまうこともあります。上達のためには声の大小に関わらず、自分の声を活かしたよく通る声、抑揚や表現力を身につけることが大切です。
腹式呼吸を意識しない
ボイストレーニングの方法というと、まずは腹式呼吸という認識がありますが、大事なのは腹式呼吸ではありません。
その前に声帯のフォームが重要です。多くの方は声帯の正しいフォームがキープできていないため、息のコントロールがうまくいかず、声が安定しないのです。
その状態で腹式呼吸法を練習するよりも、声帯と息とのバランスを整え、正しくボイトレしていくことが上達への近道です。